【ドリル】『徹底反復 二年生の漢字』の感想

教材

こんにちは、いずみです!

最近、『徹底反復 二年生の漢字』という漢字ドリルを購入しました。

が、残念ながらわが家ではお蔵入りとなりました。

今回はこのドリルの感想と、なぜ使わないことにしたのかについて書きたいと思います。

※漢字学習は下記の取り組み方をしています。

・漢字ドリルは1冊だけ使用&何周もリピート
・漢字を「読む」と「書く」に分けて学習

『徹底反復 二年生の漢字』を購入した経緯

小2になってからの半年間、息子はドラえもんのドリルで漢字学習をしていたのですが、恐ろしく定着が悪かった(※ドリルだけのせいではありません)ので、漢字の効果的な学習法について調べました。

そして息子の場合、ドラえもんのドリルで漢字学習を続けるのは効率的ではないと思ったので、家庭学習関連のブログをいくつか読み、評判のよい『徹底反復 二年生の漢字』を購入しました。

『徹底反復 二年生の漢字』の作り

『徹底反復 二年生の漢字』では、2年生で習う160の漢字が10ユニットに分けられ、1ユニットにつき16の漢字を学習するようになっています。1ユニットは12ページ。

各ユニットは「短文の音読漢字の練習(漢字を覚える) → 短文の読み書き(漢字を使う) → 熟語の練習(熟語を覚える) → 熟語のテスト(熟語を使う)」という構成になっています。

このドリルのユニークな点として「音読プリント」というのがあり、学習する漢字を使った3~4つの短文をまず音読するようになっています。最初にこの短文を何回も音読することが「漢字を効果的に学習するよい準備となる」そうです。

※こちらで内容を確認できます: 『徹底反復 二年生の漢字』

実際に内容を見ての感想

届いたドリルをチェックしてみると、気になる点が2つ見つかりました。

  • 「読み」の確認をするページがない
  • 意味を知らずにまず漢字を練習する作りになっている

「読み」の確認をするページがない

このドリルは、漢字が「書けるようになること」を重視した作りになっていると思います。書く練習や書き取りにはたくさんスペースが取られていますが、「読み」の確認をするページはありません。また、漢字に常にふり仮名がついています。うちは特に「読み」を強化したいので、この点はとても残念でした。

意味を知らずにまず漢字を練習する作りになっている

このドリルでは、各ユニットの最初のページに、書き順・音読み・訓読み・その漢字を使った言葉の例(※意味の説明はなし)があります。この新出漢字の練習が16個分(2ページ)続きます。

たとえば、「記」という漢字の場合、「記」を使った言葉として「日記」の他に「記入・記名・書記」が書かれていますが、これらの熟語が意味の説明もなく、文脈から切り離された状態で書かれていることにどれほど意味があるのか気になりました。

そして、数ページ後に「ことば」として、学習した漢字を使った熟語の書き取りをするページがあり、ここでは熟語の意味も書かれています。「記入=書き入れること」というふうに。どうせ後で意味を出すのなら、一番最初に持ってきて、漢字とその意味を一緒に覚えた方がいい気がするのですが…。

息子の場合、脳が即座に「記号書き写しモード」に切り替わりそうだと思いました。

せっかく購入したので、今回買った分だけでもなんとか使えないか、ドリルを何度も見て考えてみたのですが、このドリルだと息子にとって効果的な方法で漢字学習を行うことができません。

というわけで、よりよいドリルを求めて購入した『徹底反復 二年生の漢字』ですが、残念ながらお蔵入りとなりました。

最後に

というわけで、『徹底反復 二年生の漢字』は

  • 読みの確認をするページがないので、1冊目として、また「唯一のドリル」として使うのは無理がある 
  • 書きを強化する目的で使うにはいいのかも(※相性はあると思います)

と思います。実際、『徹底反復 二年生の漢字』のレビューを読むと、これ1冊だけ使っている人はいなさそうです。学校指定の漢字ドリルをやった上で、「書きの強化」などの用途で使っているのではないでしょうか。

うちの漢字学習は「読み重視」「補習校に通ってないので漢字テストがない環境」と、日本在住の方や、海外在住でも子供さんが補習校に通っていたりして「書き」をおろそかにできないおうちと大きく違います。

漢字学習のニーズやドリルの用途がうちと似ている場合、この漢字ドリルは合わない可能性が高いと思います。

海外在住でわが家のように「書きはそこそこでいい」というおうちや、1冊目の漢字ドリルを探している方もいると思うので、うちの場合はなぜ合わなかったのか書くことで判断材料になればと思いました。

この記事を読んで「うちの子に必要なドリルかも!」と思われた方は、『徹底反復 〇年生の漢字』の良さが書かれているブログがたくさんあるので、そちらを参考になさってください。

それでは、また!

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