こんにちは、いずみです!
今回は、『ドラえもん はじめての数え方』(小学館)という本の感想を書きたいと思います。
息子は「1個」「1本」「1枚」「1匹」などなど…日頃よく使う数え方は使えますが、使えない数え方もまだたくさんあります。ドイツで育つ息子にすべての数え方を使えるようになってほしいとは思ってないのですが、これくらいは知っておいてほしいというものはあります。
そこでわかりやすく数え方を学べる本はないかなと探して見つけたのがこの本です。
本の内容・構成
- 全部で4つのジャンル
- 数え方まとめクイズ
- 3つのコラム
ジャンルは4つにわかれていて、それぞれ「食べ物」「生き物」「暮らしの中のもの」「外にあるもの」の数え方が学べます。「食べ物」であれば、野菜・果物、パン・おかし、…というふうにさらに項目がわかれています。
●食べ物 …野菜・果物、パン・おかし、スーパー・コンビニのもの、お肉、海の幸
●生き物 …人・動物など、想像上の生き物、植物・花、体から出るもの
●暮らしの中のもの …キッチン・食卓のもの、教室・学校のもの、部屋にあるもの、身につけるもの、機械・家電
●外にあるもの …乗り物、建物・施設、自然
各項目は冒頭にまんが → 絵図鑑という構成になっています。
「絵図鑑」のページではいろいろなものの数え方がイラストで紹介されています。
絵図鑑
3つのコラムでは「おすし」「薬」「たんす」の数え方と豆知識が学べます。
あと、数え方まとめクイズというのが4回あります。
良いと感じた点
- まんがとイラストのおかげですごくわかりやすい
- なぜそういうふうに数えるか?という説明がある
- 読み切りやすいボリューム
●まんがとイラストのおかげですごくわかりやすい
この本は「数え方ってなんだろう?」というまんがから始まります。
のび太とドラえもんがママにおつかいを頼まれるのですが、渡されていたメモがビリビリに破れてしまいます。なんとか貼り合わせるものの、貼り合わせ方を間違ったために、「ジャガイモ4袋、キュウリ1箱、カレールー2個、ラーメン5本」を買って帰りママに叱られる、という話です。
(本当はジャガイモ2個、キュウリ5本、カレールー1箱、ラーメン4袋)
「数え方ってめんどくさい。全部『1つ、2つ、…』で済めばいいのに」と言うのび太に、ドラえもんが数えまち貝という道具を出します。数えまち貝に物を入れ、数え方を指定してスイッチを押すと、指定した数え方に合った形で入れた物が出てくる、という道具。
まずドラえもんがみかんを入れて使い方を見せます。数え方によって「みかん1本」「みかん1枚」「みかん1台」「みかん1粒」などが出てくるのですが、数え方を間違えるとそういうイメージで伝わってしまうんだということを視覚的に理解できるので、すごくわかりやすいし記憶にも残りやすいのではないかと思います。
「野菜・果物の数え方」
●なぜそういうふうに数えるか?という説明がある
「生き物の数え方」では、鬼・おばけ・人魚などの数え方も出てきますが、イラストだけでなく、なぜそういう数え方をするかという理由・説明付きなので納得して覚えることができます。
「これはどう数えるんだろう?」と疑問として浮かびそうなことが、まんが内でのび太の疑問という形で出てきて、ドラえもんが疑問に答え理由を説明してくれます。
ちなみに、「ドラえもん」をどう数えるか?その理由は?というのも出てきます。
●読み切りやすいボリューム
ページ数は112ページ。コラム以外はまんがと絵図鑑で構成されているのですぐ読み終わると思います。
最後に
日本に住んでいれば日常生活に必要な数え方は自然に身についていくかも知れませんが、海外暮らしでは日本語のインプット量が少ないこともありなかなかそうもいきません。
『ドラえもん はじめての数え方』では、正しい数え方だけでなく、「間違った数え方を使ってしまうとどういうイメージで伝わるか」「どうしてそう数えるのか?」ということが、まんがを使うことでとてもわかりやすく説明されています。
たくさんある数え方を、楽しく、わかりやすく学習することができるおすすめの1冊です。
それでは、また!