漢字学習のコツいろいろ

こんにちは、いずみです!

先日、「2年生になって半年経つのに、息子は小2で習う漢字160のうち10個しか覚えてなかった」と書きました。

わが家の場合、息子はテストの問題文を理解できる必要はないけれど、読める漢字が少ないと本を読むのが億劫になり、ただでさえ少ない、日本語の文章や漢字に触れる機会が減ってしまうのは大問題です。

この件を機に、効率的な漢字学習法について調べてみました。

目次
漢字学習がうまくいってなかった原因
■漢字学習のコツ

 ・効率の悪い漢字学習法
 ・
効果的な漢字学習法

漢字学習がうまくいってなかった原因

小2になってからの漢字学習がうまくいっていなかったと気付きました。
以下、理由だと思うことです。

わが家の漢字学習に合うドリルを使っていなかった
漢字ドリルは2冊購入してどちらを使うか子供に選ばせました。好きなドリルを使うことで子供が少しでも楽しく漢字学習に取り組んでくれれば、という気持ちからでした。
でも、効果的な漢字学習の取り組み方について学んだ今、使っていたドリルはわが家の漢字学習には合っていなかったと思っています。

もう1冊の使ってなかったドリルを見返してみたところ、幸いうちのニーズに合った作りになっていたので、現在そちらのドリルを使って小1漢字の復習をしています。
学校の国語の授業で漢字を習い、家での漢字学習はあくまで復習、というのならともかく、うちのように家庭での漢字学習がすべてという場合は教材選びはとても重要だと痛感しました。

●漢字について教えないまま、ただドリルをやらせていた
漢字には音読みと訓読みがあること、漢字の成り立ちには複数のパターンがあること、漢字は「へん」「つくり」「かんむり」などさまざまな「部首」で構成されていることなどは国語の授業で習いますよね。漢字の成り立ちや部首については時々説明していたものの、これらのことをしっかりと教えないまま、ただドリルをやらせてしまっていました。

「あまり最初にいろいろ言うとやる気が下がりそう」「情報が多すぎると混乱するかも」「そういうことはやってるうちに少しずつわかってくるだろう」と考えていましたが、やはり最初の頃に時間を取って教えるべきだったかなと思います。こういったことをもっと詳しく教えていれば、漢字を整理して記憶する役に立っていたのではないかと思います。

●効果的な学習法でやっていなかった
効果的な漢字学習のやり方について学び、早速いくつかのやり方を取り入れていますが、そういったやり方で漢字学習に取り組むのと、(私のように)知らずに取り組むのでは成果に大きな違いが出そうだと思っています。

漢字学習のコツ

効果的なまたは効率が悪いとされる漢字学習法には以下のようなものがあります。

効率の悪い漢字学習法

ひたすら大量に書く
この「大量に書く」は、非常に多くのサイトで「効率の悪い漢字練習法」として紹介されていました。このやり方だと、漢字の練習ではなくただの作業になってしまい、時間をかけた割にはほとんど頭に残らないと言われています。

効果的な漢字学習法

  • 「読み」から入る
  • 漢字の意味を理解しながら覚える
  • 漢字の使い方を理解し、アウトプットする
  • 部首の意味を知る
  • 声に出しながら書く

「読み」から入る
漢字はいきなり書かせるのではなく、まず「読み」から入るのがよいようです。これは多くのサイトで推奨されていました。
たしかに、まずはその漢字の「読みと意味」だけ覚えればいいのであれば、「読み方を覚え、意味を覚え、書き方も覚え…」と労力を分散させずに済むので、かなり負担が少なくなります。たいていの漢字に読み方は何通りもあるし、書き方は、書き順、とめ・はね・はらいなど注意することが多岐にわたっていますし。
最初から「読めて、意味がわかって、きちんと書ける」を目指すよりも、「漢字を覚える」をより小さな手順に細分化し、一つ一つ片づけていくこのやり方は理にかなっていると思いました。

漢字の意味を理解しながら覚える

漢字に対して苦手意識を持っている子は「漢字がただの記号」に見えてしまっています。そうなると漢字学習をしていても無味乾燥的な物となり楽しくありません。

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何割かの漢字について、息子はまさしく漢字を記号として覚えていた印象です。たとえば、「みち(道)っていう漢字はどう書くんだっけ?」と聞くと、まったく共通点のない字を「これ?」と書いたりする。漢字学習の際に意味の確認もしていたのですが。
漢字学習がやっつけ仕事化していたこともあり、息子はせっせと記号を書き写す作業をしていたのかもしれません…。その結果、息子の中では「文字」と「読み」「意味」が結びついてない漢字がかなりありました。
今は例文を作らせたりして、息子が漢字の意味を理解しているかしっかり確認するようにしています。

漢字の使い方を理解し、アウトプットする

人間の記憶は「インプットとアウトプット」を繰り返し行うことで定着します。そのため、漢字ドリルでインプットをした後に、自分の体験を元にしたアウトプットをすることで記憶に定着していくのです。

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アウトプットの方法としては、その漢字(やその漢字を含む熟語)を使って例文を作ってみること、日記手紙を書くなどがあります。例文作りなら口頭でできるので簡単です。アウトプットをすることは、その漢字の意味を正しく理解できているかの確認にもなります。

部首の意味を知る

漢字が書けない子供が練習して覚える前に、部首の意味を知ると、漢字が「記号」ではなく「意味のあるまとまり」になって記憶に残りやすくなります。

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「この部首の意味とこの漢字の意味、全然つながらないんですけど…」と思うこともありますが、部首を知ることが記憶の助けになる場合も結構ありますよね。
部首について説明するのに何かいいものはないかと探したところ、『ちびむすドリル』の国語「漢字の組み立て」学習ポスターがありました。部首に関する情報がコンパクトにまとまっています。これを使って、部首について息子に説明しました。

声に出しながら書く
漢字を書く時には、黙々と書くのではなく、声に出しながら書いた方が記憶に定着させやすいと言われています。

この他にも、漢字の覚え方にはいろいろな方法や工夫の仕方があります。
でも、その子に合った方法でないと、効果は出にくいと思います。
お子さんに合ったやり方で、効率的に漢字が覚えられるといいですね。

それでは、また!

以下の記事がとても参考になりました。
漢字の学習が好きになる!低学年向け「漢字指導」のコツと工夫(「みんなの教育技術」by小学館)
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