効果のあった漢字ドリルの進め方(小1用)

こんにちは、いずみです!

今回は、息子に効果のあった漢字ドリルの進め方について書きたいと思います。

【追記】2024年8月30日
小1漢字はこの記事のやり方で効果があったのですが、小2では学習する漢字が倍になり、複雑な漢字も増えたせいか、2カ月が経過しドリル4周後の現在の定着率は約2割。定着が良くない気もするので、この記事のやり方は「小1用」とし、小2用漢字ドリルの進め方はただ今実験中です。結果が出たら、また記事にまとめたいと思います。

漢字の学習法について調べた経緯

息子が小2になって半年が過ぎた頃、それまでの半年間学んできた(はずの)漢字をほとんど覚えてない、ということに気が付きました。「〇っていう漢字はどう書く?」と聞いて息子が書けたのは、小2で覚える漢字160のうちなんと10個のみ。ついでに、仕上がっていると思っていた小1漢字も「読み」に抜かりがあるとわかりました(3分の1しか覚えていなかった)。
※その件についての記事はこちら: 覚えてない?!(小2漢字)

息子はかなり記憶力がいいので、これは漢字学習のやり方に問題があると思い、効果的な漢字の勉強法について調べました。そして、実際に試してみて、息子に効果があったのが「読みと書きを別々に学習する」というやり方でした。

わが家の漢字学習法について

以下、参考までに、使用しているドリルや学習時間などです。

学習にかかる時間は、息子の疲れ具合など日によって違いますが、平均すると5~6分といったところです。
使用するドリルは『くもんの小学ドリル 〇年生かん字』じゃなくてもいいのですが、読みと書きを別々に学習するのに向いてないドリルもあるので要注意。オーソドックスなつくりのドリルがいいです。

漢字学習の具体的なやり方

具体的なやり方ですが、①読みのみ ②書きのみ ③仕上げ(読み・書き)というステップで行います。
(※参考までに息子の1日の学習量を書いています)

読み

ドリルの「読み」の部分だけをやり、3~4周する
         
3~4周しても読めない漢字を集中的に学習する

【1周目】
まず下のようなページで、その漢字の基本情報をおさえます。
語句を使って音読み・訓読み漢字の意味を確認していきます。このページの「日」という漢字であれば、「”がのぼる”の」、「”三“の」、「”毎“のにち」、…というふうに。
1日に2枚(の表のページだけ)やりました。
 

【2周目】
1日に3枚。1周目でやった表のページはやらず、裏の読みの練習問題だけ、ドリルに書き込まずに口頭で数回行います(→負担軽減と高速で1周するため)。

●ドリルの例文で意味がわからない語句があれば蛍光ペンでマークしてもらい、意味を教えてあげます(※)。
●3~4周目が終わるまで、テストのページ(このドリルだと「まちがえやすいかんじ」「しんだんテスト」)は飛ばします。
※うちは息子が漢字学習だけに集中できるように、意味がわからない語句についてはまだ私が辞書を引くなどして教えています。

【3~4周目】
1日に3枚。2周目とほぼ同じやり方。覚えたものは飛ばします
読み方を覚えてない語句には印をつけ(フリクションボールペンが便利)、覚えたら印を消していきます。
※読めない字が多すぎる場合は、さらに1周します。うちの場合は、読めない字がまだ1割弱残っている程度で「仕上げ」に進みました。

【仕上げ】
1日に10枚。まだ読めない漢字だけ時間をかけて覚える工夫をします。語呂合わせを使うのもおすすめです。
この段階では、見た瞬間読めない字は「覚えてない」にカウントし、瞬間的に読める状態になるまで仕上げます。
1週間たったら、読めない字が少し残っていても「書き」に進みます。読めない字が多すぎる場合は延長します。

②書き

ドリルの「書き」の部分だけをやり、3~4周する
          
3~4周しても書けない漢字を集中的に学習する

【1周目】
1日に2枚。表のページの語句(「日がのぼる」「三日」「毎日」…)の意味を理解できているか確認し、語句を声に出しながら1回書きます。
※何周もするのでドリルには書き込まず、別の紙に書くようにしました。


【2周目】
1日に3枚。2周目以降は表のページはやらずに、裏の書きの練習問題(↓)だけやっていきます。
丸付けをして、正しく書けてなかった字はもう一度だけ書きます。

※3~4周目が終わるまで、テストのページは飛ばします。

【3~4周目】
1日に3枚。覚えたものは飛ばします
「読み」の時と同様、書き方を覚えてない語句には印をつけ、覚えたら印を消していきます。
※読めない字が多すぎる場合は、さらに1周します。

【仕上げ】
「読み」と同様に、書けない漢字だけ時間をかけて覚え、瞬間的に書ける状態になるまで仕上げます。
1週間くらいしたら、書けない字が少し残っていても「仕上げ」に進みます。書けない字が多すぎる場合は延長します。

仕上げ(読み・書き)

読みと書きがほぼ仕上がった状態です。
あとはテストのページ(くもんのドリルなら「かくにんドリル」「まちがえやすいかんじ」「しんだんテスト」)をやって完了です。2週間ほどやりました。

この漢字ドリルの使い方の特徴

①「まず読み、それから書き」と漢字学習をマルチタスクではなくシングルタスクで一つずつ行う
②「読み」でドリルを何周もするので、書きに入る時点では「もう何度も見た漢字」になっている

①について: 息子は、書き順」「読み方(音読み・訓読み)」「漢字の意味」と、1回に覚えることが多過ぎてキャパオーバーという感じで、記憶力がよいにもかかわらず、半年間学習した漢字がほとんど定着していませんでした。シングルタスクの方が作業効率が上がると言われますが、「読み」と「書き」を別々に学習するようにしてからは、記憶への定着の良さ・速さが明らかに違います。

②について: 「読み」で何周もする間に漢字の形状と意味をだんだん覚えるので、書く練習をする際の負担がかなり軽くなっているのでは?と思います。
息子が「読み」の段階では3周しても覚えてなかった漢字を、「書き」の1周目で書けてしまう、ということが頻繁にありました。

最後に

息子にはこの「書く練習」を最低限にして漢字学習の負担を小さくし、ドリルを高速で何周もするやり方が効果がありました。

1日にやったページ数やかかった日数、ドリルを何周するかなどは、参考までに書きました。
もしこのやり方で漢字学習に取り組む場合は、必要に応じてお子さんに合うようにアレンジしてみてくださいね。

2年生の漢字が終わったら、また結果を追記したいと思います。

それでは、また!

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