漢字ドリルの進め方(小2用)

こんにちは、いずみです!

今回は小2の漢字ドリルの進め方について書きたいと思います。

小2漢字もしばらくは小1漢字の学習法で進めていたのですが、学習する漢字が倍(160字)になり複雑な漢字も増えたせいか、定着がいまいちな気がしました。そこで、小2用に調整しました。

わが家の漢字学習法について

うちでは漢字の読みと書きは別々にやっています。

漢字の学習方法について調べていてこのやり方に行き当たり、「息子が漢字をなかなか覚えられないのは、漢字の意味・読み・書きを一度にやっているのが原因かも」と思いました。そこでこのやり方を試してみたのですが、息子には合っていたようで、以前より短期間で漢字を覚えられるようになりました。

ドリルの進め方は、まず「読み」をある程度仕上げ、それから「書き」をやり、最後に「読みと書きの総仕上げ」をする、というやり方です。ドリルを高速で何周も繰り返して仕上げていきます。

以下、参考までに、使用しているドリルや学習時間などです。

  • 使用している漢字ドリル: 『くもんの小学ドリル 2年生かん字』
  • 学習時間: 5~6分
  • 学習の頻度: 毎日  ※【例外】病気の時と旅行時

学習にかかる時間は息子の疲れ具合などによって違いますが、1回5~6分で終わる量にしています。

使用するドリルは『くもんの小学ドリル 〇年生かん字』でなくても大丈夫ですが、オーソドックスなつくりのドリルがいいです。

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漢字学習の具体的なやり方

漢字学習のステップは以下の通りです。

①表ページ+読みがなの問題(1周) 
②読み 
③書き 
④仕上げ(読み+書き)

①表ページ + 読みがな問題

漢字の形・読み方・意味をざっくりおさえる

(1)語句の意味を確認し、その語を声に出して読みながらマス目に書き込む


各漢字に用例としていくつか語句が書かれているので、それぞれの語句の意味を確認します。それから、その語句を声に出して読みながらマス目に書き込みます。 

例:「切」
用例の「切る」「大切」の意味を確認、「きる」「たいせつ」と言いながらマス目に書き込む。

くもんのドリルには漢字の成り立ちも書かれているので、成り立ちについて知ることが助けになるのであれば、そちらも確認します。

(2)裏の読みがなの問題を口頭で数回やる


裏面の上半分が読みがなを書く練習問題になっていますが、これを口頭で2~3回やります。
(※書き込むのではなく口頭でやるのは、学習時の負担軽減と、時間短縮して高速で1周するためです)

・表ページは漢字の形・読み方・意味と情報量が多いので、1回分は1枚だけにしました。
・声に出しながら書いた方が記憶への定着が良いそうなのでそのようにしています。
・平日は1枚、土日は2枚(=週に9枚)やって、5週間で1周しました。

ドリルを1周したら、「②読み」に進みます。

②読み

読みがなの問題だけやる
     ↓
何周かしても書けない漢字を集中的に学習する

ここでは読みがなの問題だけをやっていきます。8割くらい正答する状態になるまでドリルをリピートし、その後読めない漢字に時間をかけて覚えるようにします。
※テストのページ(「かくにんドリル」「まちがえやすいかんじ」「しんだんテスト」)は飛ばします。

1周目
1日に2枚
(1)30秒間そのページの漢字の読みを覚えさせる
(2)読みがなの問題を口頭で数回やる。大体読めるようになるまで2~3回繰り返す

意味がわからない語句があれば蛍光ペンでマークしてもらい、辞書を引いて意味を教えてあげます。
1周目は語句の意味を確認しながらやるので少し時間がかかるため、2枚にしました。

【2周目
1周目と同じ要領で3枚

読み方を覚えてない語句には印をつけ(フリクションボールペンが便利)、覚えたら印を消していきます。

【3周目~】
同じ要領で3~5枚
・時間短縮のため、完全に覚えたものは飛ばしてもOK。
・半分以上読めるようになってきたら「読めなかった語句は1回書く」としました(別の紙やノートに)。

【仕上げ】
8割くらい正答する状態になったら、まだ読めない漢字だけ時間をかけて覚える工夫をする

●「①表ページをやる」(1周)をたまにはさむ
漢字をまったく書かずに「見て覚える」だけでもうまくいくかしばらく試してみたのですが、これだとうちの子はだんだん適当にやるようになってしまい、定着も弱いと感じました。そこで、漢字の形・読み方・意味がしっかり結びつくように、だらけてきたと感じたら①をやりました。

「仕上げ」を1週間くらいやったら、読めない字が少し残っていても「③書き」に進みます。
次の「書き」の学習を通して読み方はその漢字とさらに結びついていくので、ここで完璧に仕上げる必要はありません。

③書き

書き取り問題だけをやる
     ↓
何周かしても書けない漢字を集中的に学習する

ここでは裏面の下半分の書き取り問題だけをやっていきます。8割くらい正答する状態になるまでドリルをリピートし、その後書けない漢字に時間をかけて覚えるようにします。
※テストのページ(「かくにんドリル」「まちがえやすいかんじ」「しんだんテスト」)は飛ばします。

【1~2周目】
1日に2枚
(1)30秒間そのページの漢字を覚えさせる
(2)書き取りの問題をやる
(3)丸付けをして、正しく書けてなかった字だけもう一度書く

・1周目はまだ書けない字がほとんどなので、2枚にしました。
・何周もするのでドリルには書き込まず、別の紙かノートに書くようにします。

【3周目~】
1日に2~3枚
・「読み」の時と同様、書けない語句には印をつけ、覚えたら印を消していきます。
・時間短縮のため、完全に覚えたものは飛ばしてもOK。

【仕上げ】
8割くらい正答する状態になったら、まだ書けない漢字だけ時間をかけて覚える工夫をする

「仕上げ」を1週間くらいやったら、書けない字が少し残っていても「④仕上げ(読み+書き)」に進みます。

④仕上げ(読み+書き)

読めない・書けない字が少し残っている状態です。
この段階でまだ読めない・書けない字を、瞬間的に読める・書ける状態になるまで仕上げます。
以下のようにしました。
(※仕上げに進む少し前に「書き」はやらないことに決めたので、下は「読み」だけの仕上げにかかった日数になっています)

①苦手漢字プリント …1週間
②テストのページ …4日
③苦手漢字プリント …3日

まず、まだ覚えていない漢字(を含む語句)を抜き出したプリントを作り、それを1週間やりました。
息子は「仕上げ」を始める時点でまだ読めない語句が71個ありましたが、このプリントを1週間やった後は読めない語句は11個まで減りました。


どうしても覚えられない漢字には語呂合わせを使うのもおすすめです。

次に、かくにんドリル(9枚)、1年生のまちがえやすいかんじ(1枚)、しんだんテスト(4枚)というテストのページをやりました。

最後にもう一度、苦手漢字プリントを3日間やりました。ここでは読めない11個に時間をかけました。

2週間仕上げをやり、2年生の漢字はこれで終了としました。「読み方は?」「意味は?」と聞いて「わからない」という語句が最終的に6つ残りましたが(「元日」「公正」「読書」「来週」「晴天」「会話」の6つ)、これについては、3年生の漢字に進んでからも少し時間を取って仕上げることにしました。

最後に

以上、漢字ドリルの進め方(小2用)でした。

「読みと書きを別々に行う」「ドリルを高速で1周する&何周もリピート」という基本的なやり方は変わらないのですが、小2の漢字ドリルに合わせて細かい部分を設定し直しました。

1日にやったページ数やかかった日数などは参考までに書きました。
このやり方で漢字学習に取り組む場合は、必要に応じてお子さんに合うようにアレンジしてみてください。

それでは、また!

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