【振り返り】小2

こんにちは、いずみです!

今回は、小2の間の日本語学習を振り返りたいと思います。

日本語補習校なしの家庭学習で、どんな教材を使って、どれくらいやったか(量・時間)、学習の成果はどうかなど具体的に書きます。

目次
●学習の頻度 
●学習時間帯 
●学習メニューと使った教材 
●学習にかかる時間 
変えたこと(小1→小2)
●反省点と気付き
●最後に

学習の頻度

家での学習は、クリスマスやお正月も含め、基本的に毎日行っています。
病気の時旅行中は日本語学習はお休みです。

※土日祝日と長期休みの間は、平日メニューを2セット行っています(午前と午後)。

学習時間帯 

以前と変わらず、「学校から帰宅後、遅くても18:00までに始める。18:00までならいつ始めてもいい」という約束ですが、息子は帰宅後、おやつを食べ終わったら学習を始めます。
 
小2の後半からは新しい学習メニューになったこともあり、最初の頃はおやつの後に全部終わらせるのがしんどかったらしく、長時間かけてだらだらやっていました。なので、「おやつの後に少なくとも半分は済ませて、残りはテレビを見た後でOK」という約束にして落ち着いていました。

学習メニューが変わってから3カ月もたつと、息子は新しい学習メニューに慣れ、以前のようにおやつ後に勉強を全部済ませることができるようになりました。

あと、「学習が終わっていてもテレビを見るのは17:30から」としています。息子が以前、テレビを早く見たいがために、学習を雑に早く済ませようとしていたためです。

学習メニューと使った教材

学習メニュー

<小2の前半> 語彙力強化 + 漢字学習
<小2の後半> 国語 + 漢字学習(小1の穴埋め+小2漢字)

●語彙力強化: 『ことばのえじてん』を2ページ読む
●漢字学習: 漢字ドリル
●国語:  ドリル各種(1枚分)

小2の前半は引き続き「ことばのえじてん」(2周目)と漢字学習をやっていたのですが、小2の後半である件をきっかけに到達目標を設定し、習得する技能の優先順位などについて考えた結果、学習メニューや使うドリルを変更しました。
そして、仕上がっていると思っていた小1漢字の3分の2が定着していなかったことにも気づいたので、その穴埋めにまず1カ月ほど費やしました。その後、やはりほとんど定着していなかった小2の漢字も新しい漢字ドリルを使ってやり直し。
国語の方は、読解力や作文力をつけるべく、ことばのきまり・文章読解・作文のドリルをやりました。

使った教材

<小2の前半>
【語彙力強化】『小学館 ことばのえじてん』
【漢字学習】『ドラえもん はじめての漢字ドリル 2年生』

<小2の後半>

漢字(小1+小2)くもんの小学ドリル 1年生かん字くもんの小学ドリル 2年生かん字
国語ぶんのおけいこ5~7才(くもん)出口式「はじめての論理国語」小1レベル小1国語文章読解 (早ね早おき朝5分ドリル)毎日のドリル「小学1年文章読解」(学研)毎日のドリル「さく文小学1年」(学研)毎日のドリル「小学1年もっと文章読解」(学研)

※小2で使った教材について詳しくはこちら。

学習にかかる時間

●平日: 15~25分ほど
●土日祝日: 15~25分×2セット=計30~50分ほど 

その日の息子の疲れ具合などによりますが、1回にかかる時間は小2終了時点で15~25分程度。

変えたこと(小1→小2)

小2の後半に入った頃、それまでの漢字学習のやり方が効果的ではなかったと気づいたのをきっかけに、学習法や学習メニュー、今後どういったペースで学習を進めていくかなどを考え直し、以下のことを変更しました。

週末の学習量を増やした
以前は平日も土・日も同じ学習メニューでやってきましたが、小2の後半から週末の学習量(時間)を増やしました。漢字は小1の80字から倍の160字に増えたし、以前はやってなかった文章読解などもやるようになり、時間が足りなくなったからです。
どう増やすのがいいか悩んだのですが、平日の学習量を増やすのは難しいと思ったので、土日祝日と長期休みの時だけ、平日メニューを2セット行うことにしました(午前と午後)。息子は最初はブーブー言っていましたが、幸いしばらくすると慣れました。

●読解力をつけるための学習を取り入れた
小2の後半では、息子が音読をやりたがらないことや自分で本を読む気配がないことなど、気になることが出てきました。そこで、読解力をつけるために、ことばのきまり・文章読解・作文のドリルを学習に取り入れることにしました。

反省点と気付き

  • 【反省】効果的な漢字学習があるのか気になりつつも放置していた
  • 【反省】読解力を育てる学習をしていなかった
  • 【反省】ほめることが減っていた
  • 【気付き】学習内容が難しくなった時はサポートが必要
  • 【気付き】学習のルーティンを守りにくい時と新しいものが始まるタイミングが重なるときびしい

●【反省】効果的な漢字学習があるのか気になりつつも放置していた
息子は小2前半の半年間、ただ機械的に漢字学習という「作業」をしていただけで、ほとんど記憶に残っていませんでした。
それまで「漢字の効果的な学習法ってあるのかな?」ということが気になりつつも、調べるのをついつい後回しにしていたのですが、この件をきっかけに漢字学習のコツについても調べ、息子にとって効率的な漢字学習法を見つけることができました。新しいやり方では、はるかに短時間で漢字を覚えていく息子の様子を目の当たりにし、さっさと調べておけばよかったと思います。

●【反省】読解力を育てる学習をしていなかった
小1~小2前半の1年半、読解力を育てる学習をしていなかったので、その影響が小2後半の今、はっきり現れてきていると感じています。具体的には、「本を読むのは面倒(だから読まない)→ 読解力がつかない → 本を読むのが面倒 → …」といった悪循環です。

「いつか自発的に本を読み始める日が来るはず」と思っていたので、息子のタイミングを待っていたのですが、待てども待てどもそんな兆しはまったくなく…。息子は日本語よりドイツ語が得意になっていますが、ドイツ語の本も読みたがらないところをみると、現在のところ言語に関係なく読書自体があまり好きではないもよう。なので、これ以上待つのは意味がないと判断しました。
そして、日本語学習に「読解力を育てるメニュー」を組み込み、まず読解力をつけることで本を読む面倒くささを軽減する方に方向転換しました。
今、遅まきながら読む力を育てているところですが、ゆっくりながらも成長を感じています。

●【反省】ほめることが減っていた
ある日、たった15分くらい勉強することにすらぶつくさ言う息子にイライラしたのですが、ふと「最近、学習時の息子の態度にイラつくことが多いな」「勉強して小言を言われたんじゃ息子は嫌だろうな」と思いました。

学習が習慣になったので、私は「勉強するのが当然」という意識になっていましたが、私の小学校時代とは時代が違うし、息子は日本に住んでいるわけでもありません。さらに、宿題を出さない方針の学校に通っている息子と、15分なんかでは終わらない量の宿題を毎日やるのが当たり前だった小学生時代の私とを比べて、「この程度の勉強にぶつくさ言うなんて…」と思うのは無意味だなと反省しました(とは言え、時々イライラしてしまいますが…)。
息子ができるようになったことは見逃さず、以前のようにしっかりほめようと思います。

●【気付き】学習内容が難しくなった時はサポートが必要
日本語学習をスタートして以来初めて、息子が「日本語(の勉強)に休みはないの?」と聞いてきたことがありました。「学校だって週末は休みなのに、なんで日本語には休みがないの?」と。
文章読解のドリルを始めたのと、土日祝日は倍量にしたのが重なって、日本語学習をしんどく感じたようです。

「う~ん、考えておくね」と答え、たまには休みを設ける?と危うく考えかけましたが、「何か新しいことを始めた時は最初がしんどいんだよ。慣れたらやるのが普通になるよ。今までもそうだったよね?」と励まして乗り切ることにしました。

学習の負担が大きくなりすぎると、「勉強休みたい…」(最悪の場合「やめたい」)とか普段考えないようなことも考えたりする危険があるんだなと感じた一件でした。
慣れるまで根気強くサポートしたり、必要であれば期間限定で少し量を減らすなどして対応することが必要だと思いました。

●【気付き】学習のルーティンを守りにくい時と新しいものが始まるタイミングが重なると大変
息子が通う学校は学年末に行事がいくつかあるのですが、それらに加えて今年は延期になっていた行事も学年末にあり、帰宅が普段より遅くなることが多く、学習のルーティンを守るのが難しいことがかつてないほど多かったです。
ルーティンを守れないことがたまにであれば問題ないのですが、そういうことが週に数回あり、それが2~3週間続いてしまったりすると、いったん習慣化していても、「勉強するのは当たり前」というのがぐらついてきてしまうんだと実感しました。

具体的には、おやつを食べたら私が何も言わなくても勉強セットを自分でテーブルに持ってきて、当たり前に「日本語やろう」と言って学習を始める息子が、「えーー」と嫌がるそぶりをみせるなど。
学習が習慣化して1年9カ月、それまでこんなことはなかったし、もう学習習慣がゆらぐことはないと思っていたので心底驚きました。いくら習慣化していて結構長い間継続できていても、「絶対」ってことはないんだなと思いました。

こうなってしまったのには、学習のルーティンを守りにくい時期と、文章読解のドリルがスタートした時期が重なったことも大きかったと思います。大変な時期に、難しめの学習をスタートするのは避けた方がいいと学習しました。

最後に

海外暮らし+補習校に通ってないにしては息子の日本語スピーキング力は悪くないと思っていましたが、小2の後半にはドイツ語がますます優勢になっているのに比べ、日本語の成長は停滞しているのがすごくはっきりしてきました。しゃべりたいことに語彙力が追いついてないので、話すことにドイツ語が混ざる割合も多くなりました。

去年の段階ではまだこれほどではなく、たまに訂正する程度で済んでいたのですが、今は何かしゃべると1~2割間違っている感じ。語彙だったり、文法や言い回しがおかしかったり。1年何をするか・しないかで後々その結果があらわれてくることを痛感しています。

あいまいだった到達目標を設定したことで、うちの場合どういう学習が必要でどういう学習は必要ないか(または優先順位が低いか)がはっきりしたのはよかった点です。

また、漢字と文章読解のドリルをいくつか試し、わが家の学習に合うドリルや、それらをどう使っていくかなどがわかってきたので、今後しばらく定番として使うであろうドリルも決まりつつあります。
小2後半で始めたことが、半年~1年後に実っていればいいなと思います。

以上、小2の間の日本語学習の振り返りでした。

それでは、また!

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