こんにちは、いずみです!
海外暮らしで数少ない日本語インプット源の1つが「本を読むこと」ではないでしょうか?
それなのに、子供が日本語の本があまり好きではなかったら?
うちの子がまさしくそうなんですが…。
今まで息子のために紙の本を購入してきたのですが、考えた末、ひとまずそれをお休みすることにしました。
今回は紙の本購入をやめるに至った経緯や、その後どうしたかについて書きたいと思います。
日本の本が好きではない息子
ある日、息子とこんなやりとりがありました。
「今日は誰が寝る前に本読んでくれる?」
「ママだよ」
「え~、パパがいい」
「………」
なんでパパの方がいいのか聞いてみると、「日本語の本は面白くないから」と。
ここ1年ほど、読み聞かせをしていても反応がいまいちだなとは感じていました。でも、「面白くない」とまで感じていたとは…。
ちなみに、息子はドイツの本は面白いと言います。まあ「ドイツの本が面白い」というか、ドイツの方が「息子の好みに合う本が多い」ということですが。実際、せっせと図書館から本を借りてきます。
読まれない本たち…
日本の本をわざわざ買った挙句、読まれないとすごくもったいない。なので、息子が気に入りそうな作品を探し、息子が好きそうか判断するのに本のあらすじや感想を読み…と、本選びにかなりの時間を費やしてきました。購入前には「こういう話なんだけど、どう?好きそう?」と息子に確認もしています。
さらに、うちは実家に負担をかけるのが難しい状況なので、本は新品を購入+海外への配送料がかかっていました。
なのに、そうして時間もお金もかけて購入した本の一部は、1~2回読んだだけでおしまい。
最後まで読まずに興味を失ったというものもあります(泣)。
「今日はどの本を読もうか?」
「読みたい本がない」
なんて言われるとほんとーーーーーーーにイラっとしましたね。
好みなので、息子のせいじゃないんですけど…。
もちろん、息子に買ってあげた本すべてが無駄だったわけではありません。
息子が小さい頃は私が選んだ本でも満足していたと思います。気に入って何十回も読んだ本もあります。
でも、年齢が上がるに従って息子の好みがはっきりしてきて、日本語の作品(海外の作品の翻訳含め)の中に息子の好みに合うものが少なくなってきたように感じます。
直近の2年の間に購入した本は、届いた後に1回読んでその後は読まれず…となったものがほとんど。
息子が楽しんでくれるなら高くついても買う甲斐があるけど、そうじゃないなら無駄な出費(息子は気に入らない本は読み聞かせすら嫌がるので)。そして、読まれない可能性が高いのに時間をかけて本を探すこともしんどくなってきました。
そんなわけで、本の購入はひとまずお休みすることにしました。
解決策
とは言え、ただでさえ日本語のインプット量が少ないので、本を読むこと自体はやめたくない。
そこで、久々に絵本ナビの利用を再開しました。
ご存じの方も多いかと思いますが、「絵本ナビ」は会員になることで絵本の試し読み(全ページためしよみ、ちょっとためしよみ)ができるサービスです。有料のプレミアム会員になると、1ヵ月に「全ページためしよみ」できる冊数の制限がなくなります(※全ページためしよみは「1冊につき一度限り」という点は変わりませんが)。
現在のプレミアム会員料金は1,480円(2025年1月27日現在)。
うちの場合、本を購入するとなると、本の価格+海外配送料がかかることを考えれば、月に1,480円でいろんな本が読めるのはコスパがいいです。絵本ナビの利用には、スマホがあれば他にデバイスも必要ありません(タブレットも使えます)。
息子は「自分で選べる」というのがうれしいようです。
今までに買った本もできるだけ読みたいので、寝る前の読み聞かせには息子が絵本ナビから自由に選んでいいことにして、紙の本は他の空き時間にできるだけ読むようにしています。
最後に
日本のものを手に入れようとするとなかなかの出費になってしまう海外暮らし。
それでも、喜んで使って(読んで)くれるなら買う価値もあるというものですが、うちの場合、本に関してはそうではなかったので、こういう方法に切り替えました。
幸い、息子は最近自分でもマンガを読むようになったので、これまで(読まれない)本にかけていた予算はマンガに回そうと思います。
『名探偵コナン』など、今持っているマンガはすでに3回くらい読んでいます。
年齢が上がれば、日本語で書かれた作品で気に入るものがまた見つかるかもしれない、という(かすかな)希望もまだ捨てていません。
それでは、また!