こんにちは、いずみです!
日本語学習のやる気アップにつながることってありますよね。たとえば、日本への帰省。
定期的に日本に帰省し、お子さんもそれを楽しみにしているご家庭は多いのではないでしょうか。うちも、日本への帰省は息子のモチベーションに効果大だったと感じています。
今回は、今までバイリンガル教育を行ってきたなかで、日本に帰省すること以外でやってよかったと思うことをご紹介したいと思います。
①テレビ視聴は日本の番組だけ
うちでは基本的に見ていいのは日本語のテレビ番組だけにしています。
【目的】日本語インプット量を増やす
海外生活では、テレビの視聴は数少ない日本語インプット源の一つですよね。息子もテレビ番組から新しい言葉をたくさん仕入れています。
息子が1日の大半を過ごす学校ではドイツ語漬け、パパとの会話もドイツ語。日本語のインプット源は、私とのおしゃべり(登校前と下校~寝るまで)と読み聞かせ、日本語のテレビのみ。テレビまでドイツの番組となってしまうと、ただでさえ少ない日本語に接する時間がますます少なくなってしまいます。
以前は見せないことに罪悪感もありましたが、テレビってどうしても見ないといけないわけじゃないし、ドイツの番組を見てないことで息子の生活に問題が生じているわけでもないのでまあいいかと思っています。
「息子が現地の小学校に入学すれば、友達が見ているドイツのテレビ番組を見たがるようになるだろうな…」と覚悟していたのですが、友達とテレビの話になることがないのか、そういう話は今まで一度もなし。現在10歳の息子は、相変わらず喜んで日本のアニメ番組を見ています。
これがもし「ドイツの番組を見てないから、学校で友達の話についていけないよ…」みたいなことがあったとしたら、ドイツの番組も見せていたと思います。
めったにないですが、「友達が面白いと言ってた●●っていう映画(ドイツ語)を見たい」というような時はそうしています。また、週末に家族で映画を見る時は、見たい映画の日本語版をまず探し、なければドイツ語版を見る、というふうにしています。
この状況はいずれ終わりが来ると思いますが、息子からクレームがこない間は続けようと思っています。
②タブレット導入を遅らせている
息子は現在10歳ですが、うちにタブレットはまだありません。
【目的】バイリンガル教育の期間を引き延ばす
多くのお子さんがそうだろうと思いますが、息子もデジタル機器が大好きです。タブレットがあれば便利だな…と私も時々思います。
それでも購入時期を遅らせている理由は、「もう日本語の勉強はやりたくない」と言われた時に「日本語学習にはタブレットを使ってもいいよ?」という感じで、秘密兵器として投入しようと考えているからです。
13歳になるまでは日本語学習を続けると息子は約束してくれました(その後は息子次第)が、どうなるかわからないと思っています。なので、日本語学習を引き延ばせそうな「アメ」としてタブレットを温存しています。
※まだ投入していないので、効果があったかどうかはまた追記したいと思います。
③息子が通う小学校で日本関連のボランティア
私は息子の学校で、年に10回ほどボランティアで日本関連のクラスをしています。
【目的】息子に日本・日本語にポジティブな気持ちを持たせる
きっかけは、旅行で日本に行ったことがあって日本が好き!という先生に「よかったら、私と一緒に日本関連のクラスをやってもらえませんか?」と聞かれたことでした。「えっ?いや、どうしようかな…」と及び腰になっていましたが、思い切って引き受けることにしました。
やることにした理由
息子が通う学校には概ね満足しているし、田舎のわりに外国人に対してオープンな生徒も多いです。ただ、日頃外国人に接する機会のない子も一定数いるようで、息子が上級生に「外国人!」と言われて悲しい思いをしたことがあります。
バイリンガル教育には、子供がその言語にポジティブな気持ちを持つことがとても重要だと思います。
アジア系であることをからかわれるような環境だと、息子は日本語を話すことにも消極的になるだろうし、逆に、「日本っていいね!」と思う子が周りに多ければ、日本語ができることや自分のアイデンティティを息子がポジティブにとらえることにつながるんじゃないか、そう考えて引き受けることにしました。
クラスの内容とやってみてよかったこと
このクラスですが、具体的には「折り紙教室」「日本を知ろう!」「すし作り」「日本語」などのテーマで、1時間半ほどの「〇〇教室」という形でやっています。参加する子供の数は10~15人限定。子供に楽しんでもらえるようにするには、準備に毎回それなりに時間がかかるし大変な部分もありますが、やることにしてよかったです。
具体的に何がよかったかというと、
- 日本について知っている子が学校に増えた
- 「日本語ができるのはかっこいい」という意識が息子に芽生えた
●日本について知っている子が学校に増えた
クラスに参加してくれた子たちは「みんなが知らないことを知ってるんだぞ」というのがうれしいらしく、他の子に話したり教えたりするので、クラスでやったことが学校内で広まっていたりします。
ある日、学校に息子を迎えに行くと、私のクラスでやった折り紙を折っている子がいたので、「それの折り方、知ってるんだ?」と声をかけると、「●●に教えてもらった。学校の生徒の半分くらいはできるよ」と言うのでびっくりしました。
●「日本語ができるのはかっこいい」という意識が息子に芽生えた
ボランティア後、息子の日本に対する気持ちは大幅にポジティブになったと感じました。たとえば、以前はそんなことなかったのですが、私が迎えに行くと友達の前で日本語で話そうとしたり(これみよがしに…)。学校で「折り紙教えて!」と言われたり、漢字が書けてすごいと思われたり、といったことの影響かなと思います。
ちなみに、もともとは息子のために引き受けたことですが、参加してくれた子供たちの「知りたい!」という好奇心や、未知のことに対するオープンさに触れることができ、私にとってもすごく良い経験となっています。
最後に
以上、バイリンガル教育をするなかでやってみた間接的な工夫についてでした。
学校でのボランティアについてですが、息子の通う学校は私立ですが、お子さんの学校が公立校でも、もしボランティアをやってみようかなと思ったら、先生に聞いてみるといいかもしれません。他の国の文化についてその国出身の人が教えてくれるというのは、子供に多文化に触れる機会を与えるということで、歓迎される可能性はあると思います。
うちは①~③の他にも以下のようなことも試してみました:
・ドイツで開催される日本のお祭りや日本関連のイベントに行く
・日本に関係のあるサークルに参加してみる
息子は囲碁をやるので、囲碁サークルを探して行ってみたんですが、メンバーが大人ばかりでいまいちなじめなかったらしく、うまくいきませんでした。みなさん親切で、「ぜひまた来てね!!」ってすごく歓迎してくださったんですが…。まあしょうがないですね。
それでは、また!
