こんにちは、いずみです!
日本語学習をしていると、いろいろ大変なこともありますよね。
うちではつい最近、あやうく日本語学習が終了となりそうな出来事がありました。
この記事が「子供に『日本語学習やめたい』と言われたらどうしよう?」と戦々恐々としている方の参考になれば幸いです。日本語学習がつまらないことで終了を迎えてしまわないように、ぜひ反面教師にしてください。
日本語学習が終了しかけた経緯
先日、夕食の時に息子が、「日本語の勉強はPflicht(義務)じゃないよね?」と言ってきました。私は何の気なしに「義務だよー」と言ったのですが、息子は「義務じゃない!やるかやらないかは僕が決める」といらいらモード。
(習い事のお迎えに行った時から機嫌が悪かった、と後で夫から聞きました)
私が適当に流せばよかったのですが、私はこの日かなり疲れていて、息子の挑発的な言い方や「日本語学習をしてやってる」という態度にふつふつと怒りがこみ上げてきました。
なので、つい私も「ふーん、じゃあ日本には次回は私一人で行けばいいね(怒)。日本語の勉強しないなら行く必要ないし!」と言わなくていいことを言ってしまい、息子も「日本なんか大っ嫌いだし、二度と行きたくないからどうでもいいし!」と言うので頭にきました。
「じゃあ日本語の勉強はもうやめれば!」というセリフはなんとか飲み込みましたが、あまりにも腹が立って、夕食後にやろうとしていた日本語学習はやらずに終わりました。日本語学習が習慣化して以来初めてのことです。
でも、翌日に落ち着いて話し合い、「日本語の勉強のことだけど、13歳までは続けてね。15~20分くらいで終わるような内容にしてるし、あなたは1日たった15分もないほど忙しくないから」と言うと、息子も了承してくれました。それ以降のことはその時話し合おう、私は13歳以降も続けてほしいけど、嫌ならやめてもいいよ、と伝えました。
こうなった原因
知らないうちにストレスをためていて、「日本なんか大っ嫌い」で積もり積もったものが爆発してしまった気がします。
去年日本に帰省したのですが、息子の日本語学習へのモチベーションを高めることが一番の目的でした。日本で楽しい経験をして、それが日本語学習を続ける動機になってほしい。なので、さながら息子の接待旅行という感じで、息子が楽しめそうな所にたくさん行きました。なのに、「日本なんか大っ嫌い」「二度と行きたくない」とまで言われると、それが息子の本音ではない(※)ことはわかっていてもグサッときました。
※日本滞在を楽しんでいたし、時々「いつまた日本に行く?」と聞いてきます。
家族での帰省はなかなかの出費になりますよね。うちは宿泊費もかかるので(実家に客用寝室がなく泊まれないため)なおさらです。日本滞在は私にとっても楽しかったし、息子と一緒に行けてすごく嬉しかったけど、大変な部分もあったし。
あと、「私はこんなに頑張ってるのにーーー!」とならないよう、日本語学習のために自分を犠牲にしないようにと思っていましたが、短時間の学習で最大限の成果を得たいと思えば考えることはいろいろあるので、結局自分の時間をけっこう費やしているし、試行錯誤の連続でもあるので、ストレスが溜まっていたようです。挙句の果てに「日本なんか大っ嫌い!」とか言われて、やりきれない気持ちになりました。
今回の教訓
さて、「日本語の勉強やめたい」と言われる前に、「●歳まではやる」と息子と取り決めをしておきたかったのですが(まさに今回のようなことにならないために…)、前々からそう思っていたにもかかわらず、つい先延ばしにしていました。そして、最悪の状況でこの話題になってしまい、売り言葉に買い言葉の結果、日本語学習終了となりかけました。
なので、日本語学習をやめたいと言われたらどう答えるかしっかり準備しておいた方がいいと思います。家を出るまで親の言う通りに日本語学習を続けてくれる子はあまりいないと思うので。
そして、親の思惑と子供のやめたいタイミングが大きくずれている場合や、好ましくない状況でこの話題になってしまった場合は、「そうなんだ。ちょっと考えてみるね」といったん持ち帰るのがいいと思います。そして、お互い妥協できる点はないか、交換条件など考えてみるといいのではないでしょうか。
ちなみに、私がこの話題を先延ばしにしていた理由は、日本語学習は息子の「義務」ではないと私自身思っているからです。とは言え、できれば13歳頃まではやってもらいたいと思っています。でも、義務じゃない→「だったらいつやめてもいいよね?」となることを恐れて、今までこの話をできませんでした。
(13歳頃からは学校の勉強の内容も難しくなるし、友達との時間も大事になっていくからここで「やめる」と言われたらしょうがないと思っています)
でも、その日の夜考えてみて、
・15~20分くらいで終わるような内容にしている(=息子に大きな負担をかけているわけではない)
・息子は日にたった15分もないほど忙しくない
⇒「13歳までは義務」としていけない理由はない、と自分の中で納得がいったので、次の日息子にもそう伝えることができました。
最後に
それにしても本当にばかだったと思います。苦労してここまで続けてきた、そしてこれからもできる限り長く続けたいと思っている日本語学習を、自分から終了にしてしまうところでした。
息子は小4の終わりまでは日本語学習を続けてくれると思うし、うまくいけば13歳あたりまで続けてくれるかもしれません。小学校卒業後も日本語学習を続けてもらうためのプランも固まってきました。2~3年もあればいろんなことができます。なのに、自分からその可能性をつぶしてしまうところでした。
今回の件で、やめるにしても、こんなに苦労して続けてきたことの最後を、先々思い出すのもつらい形で終わりにしたくないと思いました。終わるタイミングなんかが私の希望と違っていても、「もし、気が変わってまた日本語やりたくなったら、いつでも言ってね」と伝えつつ、いい感じで終わりにしたい。
ただ、私には負担な部分もあり、ストレスをためていたんだと気付きました。けっこう大変なのに報酬もなければ、誰かに褒められることもなく、感謝されるわけでもないですからね…。でも、あと2年くらいのことかもしれないので、気を付けつつ頑張ろうと思います。
次にまた日本語学習をやめる話になった時は、今回のようなことにはならないように心したいと思います。
それでは、また!

