【バイリンガル教育】1日15分!わが家の日本語学習

こんにちは、いずみです!

海外在住の子があまり時間をかけずに日本語を身につけるには、どんな学習メニューにすればいいんでしょうか?

「短時間でも成果が出る学習」になるように試行錯誤を重ね、わが家の学習メニューは今の形になりました。日に10~15分の学習でついた息子の日本語力に個人的には満足しています。

また、現在息子は週に4日習い事があり、週に2日は帰宅が19時を過ぎますが、それでも学習を継続できています。

というわけで今回は、バイリンガル教育6年目に入ったわが家の学習メニューについて書きたいと思います。

わが家と到達目標が似ているご家庭や、「子供には日本語を身につけてほしいけど、日本語学習に大量の時間はかけたくない/かけられない」というご家庭の参考になればうれしいです。

目次
・到達目標
・学習すること
・学習メニュー
・やめたこと
・学習以外の日本語インプット源
・息子の日本語力
・最後に

到達目標

どんな学習メニューにすればいいかはご家庭の到達目標によります。

わが家の場合、日本語習得の目的は「私(母親)や日本の親戚と日本語でコミュニケーションがとれること」。
なので、以下のように考えました。

・ハイレベルな日本語力は必要ない
・家庭学習は国語のみでOK(それ以外の教科は現地校で習うだけでいい)
日本語の教科学習言語能力(※)は必要ない  

 ※教科学習をするときに必要な読み書きを中心とした言語能力。

そして、上記のことをふまえて息子が小2(後半)の時に以下の目標を立てました:

常用漢字2,136字の読み書きができるようになる
日本語で読書を楽しめるようになる(まんがでもOK)
「聞く」「話す」「読む」で成人レベルの日本語運用能力を身につける

ただ、この頃とは考えが変わり、今はこの目標を「達成できるよう頑張ろう!!」というふうには思ってなくて、「もしそうなればいいな」という感じです。

漢字の「書き」はすでにあきらめたし、息子はどうやら本好きではない気配が濃厚なので、「まんがでもOK!」というか読めるとすれば(本ではなく)まんが。そうなると「成人レベルの読解力を身につける」というのもあやしくなります。でも、それでいいと思うようになりました。

学習すること

学習しているのは以下の4つです。

①漢字 
②文章読解 
③言葉のきまり 
④語彙の学習

①漢字
小2の終わりまでは書きもやっていましたが、小3からはやめました。漢字の意味読みを学習しています。

②文章読解
読解力は育てないと育たないんだと気付き(⇒【バイリンガル教育】2年生で使ったドリル)、遅ればせながら小2の後半からスタート。
文章読解ドリルを面倒くさがるうちの息子の場合、間が空くと再開が大変なので、読解は年間通して学習メニューに組み込んでいます。毎日わずかでも読むことも兼ねています。

③言葉のきまり
文法事項は抜けがないように「言葉のきまり」で体系的に学習するようにしています。

④語彙の学習
日本で暮らしていれば日常生活で頻繁に使うような言葉は自然に身についていくと思います。でも海外生活だと、インプットが少ないために超基本レベルの言葉すら取りこぼしてしまう恐れがあります。実際、息子も「超基本レベルの言葉」で抜けがあり、今も習得中です。

それに、語彙力がないといろんなところでつまづいてしまいます。語彙を増やそうにも、説明に使われる簡単な言葉が身についてないと「説明もわからない」となるし、文章読解ドリルの文章中に大量の知らない言葉があるとやるのが苦痛になる、といった具合です(どれも息子の経験)。なので、意識的に語彙を増やす取り組みをすることは重要だと感じています。

まんが語彙本などいろいろ試しましたがうまくいかず(→【語彙】海外在住の小学生が語彙を増やすには?)、小3後半から学習に組み込んで補強することにしました。
ちなみに、本を読むのが好きなお子さんは読書を通して語彙を増やしていけるので有利ですね。

学習メニュー

●学習メニュー(年間)

【前半】文章読解 + 漢字 言葉のきまり(週末のみ)
【後半】文章読解 + 語彙 言葉のきまり(週末のみ)

●学習時間

【平日】10~15分程度
【土・日】平日メニューを2セット

●1週間の学習メニュー

(月)漢字文章読解
(火)漢字文章読解
(水)漢字文章読解
(木)漢字文章読解
(金)漢字文章読解
(土)【午前】漢字 + 文章読解【午後】漢字 + 言葉のきまり
(日)【午前】漢字 + 文章読解【午後】漢字 + 言葉のきまり

1年の前半は「文章読解 + 漢字」、その学年の漢字学習が終わったら残りの期間は「文章読解 + 語彙学習」にしています。
「言葉のきまり」は量が多くないので週末だけ行っています。
学習時間は、日に10~15分程度 × 毎日、土日祝日や長期休みは平日メニューを2セット行っています。
1週間の学習メニューは基本的に上の表のような感じですが、必要性や状況に応じて変えることもあります。

やめたこと

やったけれど、「必要ないな」と思いわが家ではやらなくなったこともあります。

漢字の「書き」
作文
難易度の高い文章読解ドリル
音読

●漢字の「書き」
詳しいことはこの記事に書いています:

●作文
作文ドリルは1冊やりましたが、息子が日本語で作文できる必要はないと思い、それ以降はやっていません。

●難易度の高い文章読解ドリル
『小学3年生 文章読解にぐーんと強くなる』というドリルをやったのですが、特に説明文は使われている語彙も内容も息子にはレベルが高すぎました。
まんがを読めるための読解力であれば、難易度が高くない文章読解ドリルで十分だと思うし、息子は文章読解ドリル自体めんどくさがるのに、難易度が高いものとなると日本語学習自体が嫌になりかねないと思いました。それ以来、難易度が普通のドリルを選ぶように気をつけています。

●音読
音読はよいと言われるし、そう思ったからこそ一度は取り入れました。例えば、息子に音読させると、文の意味や言葉を理解しているのか理解していないのか読み方でよくわかります。息子の場合、音読に時間を割くより語彙力をつける方が優先順位が高いと思ったので、半年ほどでやめました。
一応、微量ながら文章読解ドリルの文章を毎日音読させています。

以上、あくまでわが家の日本語学習には必要ないと思ってやめたことですが参考までに。
ただ、私自身の経験からも、その気になれば大人になってからでも身につけられることは、無理してまで子供の学習に組み込む必要はないと思っています。

学習以外の日本語インプット源

読み聞かせ 
テレビ視聴
まんが

毎日の日本語学習と母親(私)との会話以外の日本語インプット源は上の通りです。

・読み聞かせ: 寝る前に週5回ほど(週末は基本的に夫が担当なので)、20~30分程度。

・テレビ視聴: 平日40分、土日祝日は60分。息子はアニメ番組からも語彙をたくさん吸収しているので、貴重な語彙獲得源です。

・まんが: 前回の帰国時にたくさん購入したので、この1年ほどは週に1冊あげています。

息子の日本語力

「で、日に10~15分くらいの学習でどの程度の日本語力がついてるの?」と気になりますよね。
以下、現在10歳半の息子の日本語力です。

スピーキング力
日本の小学4年生と同等ではないですが、10歳半現在、私(母親)との会話は基本的に日本語です。私がいなくても日本の親戚とも話ができます。ただ、息子の中にない言葉や使いこなせない言葉はドイツ語で置き換えるので、ドイツ語が混ざることも多いです。「ルー語」というやつですね。話題にもよるので10~30%の間だと思います。

読解力 
難易度が普通の文章読解ドリル(学研の『毎日のドリル文章読解』など)であれば、学年相当のものが問題なく解けます。
息子は本はめったに読まないですが、小3前半頃からまんがは自分で読むようになりました。今ではほぼ毎日何かしら読んでいます。ただ、単行本1冊を20分くらいで「読み終わった!」と言ってるので、わかる部分だけ読んでいるんだと思います。

最後に

以上、わが家の学習メニューについて書きました。

息子に身につけてもらいたいスキルをしぼり、「そのスキル獲得に必要な学習、しかも日に10~15分程度でできるもの」というのが上のメニューです。

ちなみに、わが家の学習のポイントは、

・学習することをしぼる
・息子の負担が大きくないようにする(毎日続けられる内容・時間)
・難しすぎないドリルを使う
・毎日やる

息子の日本語力をどう感じるかは人それぞれだと思いますが、私としましてはまずまず満足しています。日本語学習と並行して息子が好きな習い事をでき(3つ)、自由時間もしっかり確保できているからです。

「家で日本語学習をしようと思うけど、何をどれくらいやればいいんだろう?」とお困りの方に、学習メニュー作りの参考にしていただけたら嬉しいです。

★わが家で使っているドリルはこちら:

それでは、また!

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