こんにちは、いずみです!
手探りでバイリンガル教育をしてきて丸5年がたちました。
バイリンガル教育を始めてしばらくは、わからないことだらけでした。
これからも試行錯誤は続くし、新たな気付きがあるでしょうが、「これをしてなかった/できなかったから時間・労力を無駄にしたな」「こうすると効率的」と思うことは現時点でもあります。
バイリンガル教育が6年目に入った今、私が「最初からこうしておきたかった」と思うこととその理由を書きたいと思います。
わが家の経験がお役に立てば幸いです。
・到達目標の設定
・習得が必要なスキルとそのための学習を見極める
・学習を早く習慣化する
・語彙の学習
・もっとテレビを見せればよかった
・小学校入学までの時間を活用する
・復習にもしっかり時間を取る
到達目標の設定
これをしておかないと、限りある時間が無駄になりかねません。
私が到達目標を設定したのは、残念ながらバイリンガル教育を始めて3年目に入ってから。
ハイキングに行くのと富士山に登るのとでは必要な装備がまるで違うように、到達目標の設定をしないのは、登山先を決めずに装備をするのと同じようなものだと思います。
そうなると、お子さんに不必要な学習をさせてしまうだけでなく、親も無駄に大変な思いをすることになりかねません。
逆に、バイリンガル教育の目的と到達目標をはっきりさせれば、必要ない学習までなんとなくメニューに組み込んでしまうことを避けられます。
やらなくていいことを削ぎ落とせば、お子さんの自由時間は増え、親の負担も減ります。
習得が必要なスキルとそのための学習を見極める
到達目標を決めたら、どの学習はやってどれはやらないのか見極めをすると、時間を有効に使うことができます。
(※在住国に永住するか決まってない、海外生活がどのくらいになるかわからないなど、複数の選択肢に備えておかないといけない場合は別ですが)
わが家の場合、バイリンガル教育を始めた時にはドイツに永住することは決まっていました。
でも、学習の目的が「息子が日本の親戚と日本語でコミュニケーションがとれること」だから漢字の「書き」は必須ではない、という結論に至ったのは数年後。
もっと早くにこの結論を出して「書き」に大量の時間を費やしていなければ、その時間は語彙を増やすなど、より優先順位の高いことに使えていたはず。2年ほど必要ないことまで学習してしまい、もったいないことをしたなと思います。
特に、日本語学習にあまり時間をかけたくないという場合、本当に必要なスキルを習得するための学習にしぼることは、以下のようなメリットがあると思います。
・必須スキルの習得にリソースを集中させることができるので、「どのスキルも中途半端」という事態を避けられる
・子供の自由時間が多く取れる
・子供にとって負担が少なくて済むので、日本語学習が長く続く可能性がある
学習を早く習慣化する
バイリンガル教育を始めてしばらくはなかなか結果が出ず、1年半もの長い時間をかけてひらがな・カタカナの習得すら終わっていませんでした。
今考えると「1年半も取り組んで、なんでひらがな・カタカナさえ仕上がってないの?」と自分でも不思議な気がするほどですが、それはひとえに学習を習慣化できなかったからです。
習慣化しないでこま切れに学習していると、せっかく学習したことを忘れてしまうため、忘れたことのやり直しに学習時間を割く割合が大きくなります。そうなると学習がうまく積みあがっていかず、トータルではそこそこ時間をかけていても成果は出にくいです。
なので、スモールステップで始めるなどして、できるだけ早く学習の習慣化にこぎつけることが重要だと思います。
語彙の学習
聞くのも話すのも読むのも、とにかく語彙力がないと大変だとつくづく感じます。
語彙が乏しいと言いたいことを十分に表現できないので話すのがストレスになりかねないし、まんがや本も読む気にならないでしょう。
意味がわからない言葉が文章の半分以上なんてことになると、大人でもなかなか読む気にはならないと思います。日本語学習にモチベーションを持たない・やる理由がない子供ならなおさらです。
息子の拒否などによりバイリンガル教育終了となった後は、せめてまんがなどで日本語力をキープできれば、と願っているのですが、まんがを読めるだけの語彙力がないとそれも難しくなってきます。
小3後半から語彙を増やす取り組みを始めましたが、もっと早くから始めていれば…と思います。
もっとテレビを見せればよかった
子供はテレビ番組からも言葉や表現をたくさん吸収しますね。
ここ半年~1年ほど、「え、こんな言葉や表現を知ってるんだ!」と驚くことがよくありました。インプット源は、私が使う言葉だったりまんがだったりいろいろですが、テレビ番組(アニメ)からが特に多い印象です。
外遊びをたくさんしてほしいのと、視聴時間がどのくらいだと多過ぎなのかよくわからなかったこともあり、うちではテレビを見せるようになって2年ほどは日に30分しか見せていませんでした(現在は平日50分、土日70分)。
でも、海外暮らしでは日本語インプット量が圧倒的に少ないし、息子は外遊びも十分しているので、もう少し多くてもよかったのではないかと思っています。
小学校入学までの時間を活用する
自由時間が多いという意味でも、子供がわりと素直に親の言うことを聞いてくれるという意味でも、小学校低学年くらいまでの期間は本当に貴重だな、と息子が小4の今思います。
子供の年齢があがってくると、日本語学習が難しくなる原因が増えてくると思います。
うちの場合、習い事の種類とその回数が増えてきたことや息子の成長などで、日本語学習もそれまで通りにはいかなくなってきました。
就学前の自由になる時間がたくさんあるうちに日本語学習を習慣づけ、できるだけ進めておくことができれば、入学後の日本語学習もだいぶラクになると思います。
復習にもしっかり時間を取る
これは最近私が実感していることなんですが、復習にもしっかり時間を取らないと、せっかく学習したことが定着せずに失われてしまう可能性大です(特に漢字)。
日本に住んでいれば、授業などで日常的に大量に読み書きしているので、それが復習やアウトプットの機会となります。
海外在住で日本語補習校にも通ってないと、それがごくわずかですよね(※読書好きのお子さんはまだいいですが)。
うちの息子の場合、話すのは私と毎日しますが、文章を読む量はごく微量。なので、漢字は定期的に復習をしないと大部分は定着せず、非常にもったいないことになってしまうと最近気付きました。
最後に
以上、私が「最初からこうしておきたかった」と思うことについて書きました。
上記のことに気をつければ、時間を有効に使うことができ、日本語学習を効率的に進めることができると思います。息子も今頃、語彙ももっと豊富で、学習した漢字もかなり定着していたかも…。
それでも、日本語を使う相手が私だけにしては、息子はスピーキングも悪くないと思うし、まんがを自分で読もうと思うだけの力がついているので、何事も始めるのに遅いことはないと思います。
それでは、また!




